カニ籠漁とは文字通り、大きな籠を使ってカニを捕る漁法です。
直径が底部1m、上部50cmぐらいの台形の網かごの中に、魚を輪切りにした餌を入れておきます。カニがこの餌につられて入ったら、入り口からは出られなくなるようになっています。一度に仕掛けるかごの数は400個で、600〜1,000m位の海底に4〜5ヶ所に分けてかごを沈めます。籠にはドラム缶ほどの大きさのボンデン旗(浮き)がついていて、蛍光塗料が塗布してあるため、ライトを当てると光り、沈めた場所を確認することができます。1,500m先のかごまで見つける事ができるのです。
夕方に四倉港を出発し、5〜6時間かけて漁場に到着。仕掛けてあるかごを夕方から深夜にかけて引き上げます。カニが入っているかどうかは、引き上げてみないと分かりません。ベニズワイガニはカニの中でもデリケートで温度変化に敏感なため、すぐに死んでしまいます。大徳丸では、「カニを生きた状態で消費者に届けたい」と船を改造。温度管理のできる生けすを造り、傷めず生きたまま市場に出荷できるようになりました。
網に押し潰されると、デリケートなベニズワイガニは活きたままお届けすることが難しくなってしまいます。その点、カニ籠漁は、海底も荒らすことなくお母さんカニや子カニがまた育っていけるので、環境にやさしい漁法なのです。
丸いカニ籠に捕まえられたカニ達は、今日も元気に活きたままお客様の元へお届けされてゆきます。










